アクセシビリティとニュアンス表現の難しさ
2018年12月6日
Lighthouseでこのサイトのアクセシビリティをチェックしたら以下の2点を指摘されました。
- htmlにlang属性が入ってない
- 文字のコントラストが足りない要素がある
1つ目はシンプルに属性を追加するだけです。2つ目も単純に「コントラスト上げればいいじゃん?」という話なんですが、そこまでシンプルじゃないなぁと感じています。
Lighthouseに指摘されたのは下の画像の「15 notes」や日付の部分なんですが、ここは目立たせたくないので、あえて明るめのグレーにしています。
たしかに薄くて読みづらいんですが、かといって自分の使う画面と自分の視覚で見る限り、これ以上コントラストを上げると主張が強すぎる。
「これ、アクセシビリティ的にはダメだよなぁ。怒られちゃうよなぁ」というのは認識しつつ、そういったニュアンスへのこだわりを捨てきれない。なんか、そんなジレンマを感じます。
もう一度、WCAGのAAぎりぎりのコントラストで調整してみますけど「やっぱり、それだと自分が求めるニュアンスは出せないんじゃないかなぁ」なんて勝手に思ってます。
単なるエゴです、はい。
でも、デザイナーがエゴを捨てたら、ある意味おしまいじゃないですか?
だからこそ、というか、ここが想像力が求められるところだし、デザインの醍醐味でやりがいのあるところでもあるんでしょうけど。僕は、アクセシビリティとデザインについて、ここが一番難しいところだと感じています。こういった「ニュアンス」の部分。
アクセシビリティを確保しつつ、デザイナーが想像するニュアンスを表現することってけっして簡単なことじゃないですよね。
デザイン教育の現場ではしっかり扱ってる課題なのかな?
なにはともあれ、自分自身もっと勉強が必要だ。
つづく...