本が聞けるAudible初体験。元アップルエンジニアの本を聞いてみた
2019年1月29日
@goandoさんが「Creative Selection: Inside Apple's Design Process During the Golden Age of Steve Jobs」という元Appleのエンジニアの方の本についてTweetしていて、興味があったのでAudibleの無料体験で聞いています。通勤の行き帰りとお昼の移動時間、それから皿洗いしながらの時間で合計3時間くらい聞いてみたんですが、なかなか良い感じです。
Audibleのいいところ
- 通勤が片道1時間程度なので、移動中に「読書」ができるのは良いかも
- 特に電車で座れない時や歩きながら聞けるので隙間時間を有効に使える感じがします
- 気になったところにブックマークを入れておいて、全部記事終わったら聞き直してまとめておくと良いかも
- 1.25倍、1.5倍、1.75倍など、倍速で聞けるので時短になる
- 3.5倍速まであるんだけど、この速度で聞ける人は師匠と仰ぎたい
Audibleのまぁまぁなところ
- Audible聞いていると音楽を聞けないのが寂しいです
- 活字で読むより頭に入らない?
- 無料期間が終わると月額1,500円なんですが、特典がわかりずらい。聞き放題というわけではないのに、何でこの値段なんだろう?
- 会員向けの無料コンテンツは、僕にとってはあまり魅力的ではなさそうです
本について
Creative Selectionは著者自身が朗読をしているので、臨場感があって面白いです。5章まで聞いたんですが、初代iPad向けのソフトウェア・キーボード開発の裏話とかSafariの開発秘話を詳細に聞けて面白いです。Steves Jobsにデモをプレゼンした時の話なんて、Steveがその時どんな行動をして何を言ったかまで書かれています。
それから、Safariを開発する際に、Konquerorをベースにすることになった経緯などがすごく丁寧に描かれています。はじめは当時オープンソース化していたMozillaも検討していたらしいんですが、ポートを試みたら全然うまくいかなかったとか。ソースコードの行数がKonquerorの方が10分の1だったとか。開発の初期段階から「スピードが速いブラウザ」がビジョンで、それを実現するための開発プロセスをしっかり構築したとか。
ソフト開発の考え方とか、プロダクト開発のキモとか、すごく学ぶことが多いです。今後のウェブ制作の参考にさせてもらおうと思います。